2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

遺書の由来

呉智英の『犬儒派だもの』によると、詩人の松永伍一が『荘厳なる詩祭』(徳間書店)の最終章「上州自殺考」で紹介している遺書らしい。以下、引用。 群馬県の山村に済む貧しい中年すぎの農婦である彼女は、1955(昭和三十)年2月、煤けた柱の鉤金に麻縄を掛け…